STM32F103C8T6 書き込み編

はじめに

友人からAliexpressで5枚入り$10.20で販売している怪しげなSTM32ボードを貰いました.

ja.aliexpress.com

その友人がレビューした記事がこちら. masa-flyu.hatenablog.com

MCUはSTM32F103C8T6.
micro-USBが付いてるけどST-Linkは未搭載.

下の記事の方はこれをArduino化するために,ブートローダー「STM32duino」を導入しています. ht-deko.com

ですがArduinoはちょっと体に合わないので,STM32として開発します.

開発環境

PC:MacBookPro
OS:macOS High Sierra
開発ソフト:SW4STM32,STM32CubeMX
ST-Link:Nucleo-64付属のもの

配線

このボードにはST-Linkが未搭載なので,ST-Linkを繋げます.
配線は以下のようにします.

STM32F103 ST-LInk
G GND
V3 3.3V
CLK SWCLK
IO SWDIO
RST NRST

書き込みと動作確認

とりあえずボード上の青LEDでLチカを試してみます.
ピンはPB12です.

CubeMXでプロジェクトを作成し,PB12を出力ピンとして設定します.

f:id:FMR_CHN:20180903195138p:plain:w500

コード生成の前に,F1のパッケージをインストールします.
Help → Manage embedded software package を開き,最新パッケージをインストールします.
ネット環境が必要なので注意してください.

f:id:FMR_CHN:20180903195539p:plain

コード生成の設定画面に行き,Toolchain / IDEをSW4STM32に設定して,generate codeを実行します.

SW4STM32の方でプロジェクトを開き,Lチカのコードをmain文に記述します.

/* Infinite loop */
  /* USER CODE BEGIN WHILE */
  while (1)
  {
  /* USER CODE END WHILE */
  /* USER CODE BEGIN 3 */
      HAL_GPIO_TogglePin(GPIOB,GPIO_PIN_12);
      HAL_Delay(500);
  }
  /* USER CODE END 3 */

あとは書き込み!
青LEDがチカチカしたら成功です.

おわりに

怪しげなSTM32ボードに無事書き込みができました.
一枚あたり250円で手に入り,フツーに使えそうなので色々試していきたいです.